▼殺人じゃない赤いほうの恐怖!!*
蘭ちゃんは一応私を見てくれた来てくれた医者の人に見てもらって後から湿布をもらったらしい。私の様子を見て救急車を呼んでくれていたりしたけど雪で遅れているうちに私の状態が何ら悪いほうには普段と変わりないから近くにいるお医者さんだけ歩いてきてくれて、あとは救急車は連絡来るまでそこで待機、そのあと救急車は帰ったらしい。
部屋に戻ると蘭ちゃんの靴もスリッパも無かったからどこか行ってしまったのだろうかと部屋から出ようと扉のほうを向いたら肩を掴まれて後ろにひかれたのでまた何か怖い事があるのだろうかと悲鳴を出しそうになったが、私の口を塞いだ温かくて武骨な手に悲鳴を飲み込んだ。その彼の手が私の口から離れていった
「沖矢さん…」
「無事でよかった」
「心配かけてすみませんでした」
悪いのは決して私ではないのは自分でもわかっているし、多分沖矢さんだってそう思っているはずなんだけど、それでも心配かけてしまった気持ちは本当で私を見つけた時の沖矢さんの表情を思い出すと本当に心配してくれていたんだと感じて胸が痛くなった。彼のほうを向こうとすると腕が緩んだので彼の事も抱きしめるように腕を伸ばして背中に手を回し、服をきゅっと掴んだ
温かい彼の腕の中、それから心臓の音が聞こえて、室内に聞こえるのは廊下を誰かが話しながら歩く音だけ。私の髪に指を通して頭を胸に押し付けるようにされればさすがに苦しくて彼の胸を押した
「あの、疑問がいっぱいあって」
「あとで聞こう」
沖矢さんの声でその口調やめてほしいな、なんて思いながら苦笑いを浮かべた。そろそろ離してくれないかな、なんて腕を緩めたら彼も腕を緩めてくれた。あぁ、今なら教えてくれるんだろうな、なんて思って見上げるのも疲れたので視線を一度下ろした瞬間にしゃがんだ彼に俵担ぎされて立ち上がられた
「はいぃい!?」
彼の肩におなかがあたって痛いしそこまで体も柔らかくないので少しだけ体を起き上がらせたとしても落とす事は無いって思ってる。そのまま部屋の中を移動して、今いる部屋のさらに奥の部屋にいけばそっと下ろされた、下ろされたのは布団の上。ふわふわした掛布団の上にもふっと下ろされた感じで埋まっている…私が布団に埋もれている
顔の横には彼の手、典型的なあの体制
「沖矢さん…」
「ん?」
「ん?って」
「それで?何が聞きたいんですか?」
「うん!?」
あ、教えてくれるんだ、なんて思って苦笑いを浮かべた。じゃあこの体勢はなんなんだろうと思いつつもせいぜい触っているのは髪の毛くらいなのでまあいいか、なんて思って
「お風呂場で幽霊みたいなの見たんですが…」
「あぁ、その方は女性の幽霊のふりをした男性ですね」
「じゃあなんでほかの人誰も気づかなかったんですか!?」
「他の方々も男性とは気づいていなかったようですが、変な人がいると思って早急にあがったそうですよ。胸元はあの長い黒髪で隠れていたそうなので」
そうなんだ、なんて言葉を吐き出す前に沖矢さんが頬を撫でた後に額にキスをしてきた。でもそれだけで「次は?」なんて問いかけてきたから、あの小屋にいた女性の事を問いかける
「ここのオーナーの娘さんだそうです。ずっと行方不明だったと」
「そ…なんですか…」
「他は?」
「え、っと、」
「急を要するものはなさそうですね」
なんでそんな急に硬いの!なんて思った瞬間だった、目の前の彼が沖矢から赤井になったのは。私は浴衣を着せられていて、彼は普通に黒いタートルネックの服を着ていたんだけど、赤井さんの顔になってからすぐに上を脱いだ。なんで上を脱いだのか、そう私が問いかける前に、私の浴衣の帯がしゅるりと聞いていて気持ちのいい音をたてて解かれて、そのまま背中からも引き抜かれた。浴衣の合わせがずれて肌が出そうになったのを両手で浴衣を押さえてから彼を見上げた、何するの!なんて言葉は言えない。いやいや、だってこの人彼氏、それにぎゃーす!なんて言ってたら廊下に聞こえて沖矢さんなはずの赤井さんが私を押し倒しているところに純真無垢なコナンくんと蘭ちゃんがコンニチワ、そんな失態私はできない!
それに実際何するのかもわからないし、なんて考えていたのもつかの間、両手を固定されて器用に浴衣の帯で結ばれた。きっとあれだよ、私が逃げないように捕まえているだけで、まさかさっきまで弱って死にそうになっていた彼女を犯そうなんて考えはないよね?ねぇハニー?
しっかりと結ばれた両手を頭の上で片手で押さえつけられたと思ったら彼の唇が私の頬に触れた。頬に感じる柔らかい感触、何度か触れたり離れたりを繰り返して気づいたのは私が擦ったところにキスをしてくれているんだろうと
優しいキスがくすぐったくて、肩を竦めてみれば彼の唇が私に触れて、ちゅ、っと音を立ててすぐに離れた
「背中もだ」
「え」
「怪我しただろう?見せてみろ」
「え、あ、はい…でもこの手は?」
「なに、念のためだ気にするな」
気にしないほうがおかしい。それなのに赤井さんが早くしろというような目で見てくるから背中を見せるためにうつ伏せになった。すると赤井さんが後ろ側の襟を緩く後ろに引っ張ったので私の背中が露になる、少しの擦り傷とかだと思う、なんて思えば彼の自分の肌よりも少しだけ冷たかったらしい手が背中についた。背中とか腹部はやっぱり自分の手とかよりも体温が高いから当たり前だとは思うけど、少しだけひえってなった
彼の手が私の背中を撫でて、ちりりと変に痛い箇所に触れてきたので体がこわばってしまった。その後すぐに彼の唇が触れたのがわかったのはそうされ慣れてしまったからだと思う
「あの、酷いですか?背中」
「いや、思ったよりは酷くないな…少しすれたような痕があるだけで」
「そうですか…」
赤井さんの声のトーンからしてそれは事実なんだろう。そのまま仰向けに転がるか口で一回ぱくっと食べてこの手についている紐を解くか考えて体を起こそうと四つんばいになったところで赤井さんがお尻を撫でたから「ひゃあ!」なんて変な声が出た
いや、くすぐったいとか感じたとかじゃなくて、普通にびっくりして出た声です
「そのまま、体勢崩すなよ。崩したら次は目隠しだからな」
「え、ちょっ!」
四つんばいのまま色といわれ、わりと手のひらならいざ知らず腕で支えているのが辛いのに目隠しとか意味のわからないものまで言われてしまえば恐怖でこのまま維持させるしかなくなった。まるで覆いかぶさるように赤井さんが私の後ろに来ると、私の背中に何度もリップ音を立ててキスをしつつ私の何もつけていない胸に後ろから、浴衣の上から触れてきた
「ンッ…」
あまり大きいともいえない私の胸をすっぽりと包み込むような大きい彼の手が私の胸を優しくもんできた。あれ、これやっぱりそういう?なんて思っていたが久しぶりに触られたせいか、それとも彼だからか、ゾワゾワとした感覚が背中を這い上がってきて体を少しだけ揺らした。しかも彼の手は私の頂の部分に触れないようにしながら揉んでいて、それが私の胸を揺らすように離したりするから余計にわけがわからない。それを何ども繰り返されつつ、ただ背中に触れていただけの唇はそのうち啄ばむようなキスに変わってきて、そっちもそっちで気持ちいい。胸の頂の近くには来てくれるのにそこには触れてくれなくて通り過ぎて、布団に顔をつけながらもどかしくてはよせいっ!ってちょっと言いたくなってしまう。触るなら触って!!もどかしい!!はっきりして!!っていう感じ。なんだろう、甘い雰囲気なはずなのに私の頭はそんな事皆無だわ、今のところ
そのままもどかしい思いを繰り返していると赤井さんが笑った
「ん、なに…?」
「どうした?腰が揺れているぞ」
「えっ、ゆ、らしてないっ…!」
とは言ったものの、もどかしくて少し脚をもぞもぞと動かしたのは認める。それでもその瞬間赤井さんが頂に触れてきて、思い切り油断しきっていたせいもあったので声をあげてしまったが布団のおかげでくぐもった声になった
そのまま今度はそこを必要以上に撫でられて、服の上から弾かれたり抓まれたりしては私の反応を見て楽しんでいるように見える。そういえば私が倒れた後に服を着替えさせてくれたのは誰だろう…なんて思ったけど意識の無い人間を着替えさせ…られるか、蘭ちゃんなら。でも蘭ちゃんなら下着をつけてくれるって信じてる。故にこれは多分赤井さん
「ん、んんっ…!」
「どうした?考えごとしていただろう?そのまましていていいんだがな?」
ずるいっ…なんて思ったのは私が油断しきった時に頂をつまんで弄ってくる。しかも私のお尻に硬い何かがあたっているんだけど、それをすりすりされているあたり彼のだろう。
「ん!?」
胸を触られている間なんとか耐えていたけど手はもうわりとガクガクで、彼が浴衣の中に手を入れて秘部に触れられたときにはもうお尻を突き出すような形になった。いや、わりと楽なの、この体勢
下着の上から何度か撫でて、そのたびに私に冷たい感触が走るからそこは濡れているのは自分でもわかっていた。声を出さないように必死に、すがるように布団に顔を埋めて
下着の上から撫でるだけだった手はそのまま下着をずらして中に入ってきて、何度か私の入り口を往復した後に指を一本挿れられた
「ああ…うー…」
「唸るな」
「ぅ、だって…病み上がりみたいなものなのにっ…んぅっ…!」
中を刺激されれば自分でもわかるくらい甘い声が出て彼と会話するために唇を離していた顔を布団に再び押し付けた。私の耳に確かに聞こえる水音が私の羞恥心を煽る。浴衣をしっかりと腰まで捲り上げられて、指を引き抜かれたとおもったら下着をおろされた
「あ、かいさんっ…」
「悪いが今日はあまり余裕が無い、君でたっぷり遊ぶのはまた今度だ」
「遊ばなくていい、ですっ…はあ、んん」
話してから最後に熱を逃がすために息を吐きだしたのに、その途中に彼の舌が私の秘部に這ったために変に力が入った
「ここまで見て…だが、どうやら君を誘拐したやつに触られていないらしいな」
「は…あ、ったりまえです…それなら自分でわかりますから…」
まさかそれを確かめるために触っていたのか、なんて思っていたのもつかの間、やっぱり彼の舌がそこを舐め続けていて、自分のなのか彼の唾液なのかわからないものが私の太腿を伝った。彼の息がそこにかかってゾクゾクする。彼の大きなため息のようなものが聞こえたと思ったら彼が私の秘部に硬いものをあてがってきた
「あ、かいさん待っ…」
「待てない。それにそろそろ名前で呼んでほしいんだがな?」
「んっ!はぁ…待って、も、ちょっとゆっくり」
「無理だと言っただろ」
私の中に無理やりにでも入ってこようとする彼の。痛くはまったくないんだけど私も久しぶりすぎて体が敏感なのかもしれない。少しずつ少しずつ、ならいいのにいっきに挿れてきたりはしないけどそれでもぐいぐいと彼が入ってきた。もう最後の最後にはトンッとまるで何かを押すかのようにいっきに奥まで入ってきて、お腹がきゅっとなった、しかも最後まで入った時に赤井さんが色っぽい吐息を吐き出すから余計にぎゅってなった
赤井さんの腰が動き始めるとそれに合わせて私の体が揺れた。赤井さんにされたのは何回目だろうか、なんて考えられたのは最初だけで、あとはもう赤井さんのことっていうか、中を擦る感覚とか赤井さんの息遣いとか自分が勝手に出しちゃう声とかに意識がいってしまった。赤井さんので中を刺激されながら、彼が抱きしめるようにしてくれてそのまま胸を触ってきた。自分でも中が反応したのはわかっていて、少しだけ顔を振り向かせると赤井さんが私を起こして彼の上に私を乗せるようにして、唇を重ねて何度も腰を打ちつけられた
「は、ふ…ぁ」
もう何にすがればいいのかわかなくて、赤井さんにされるがままでいたらわけがわからなくなって達した。達したのに赤井さんはやめてくれなくて、私は彼の肩に噛み付いた
「っ…」
彼の声にならない声が聞こえて、それからすぐに彼も達したらしい。中で脈を打つ彼を感じながらもう一度唇を重ねた
その後私はそれはもう安らかな寝顔で眠っていて、朝帰る時間まで涎をたらして眠っていたらしい
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