新婚旅行から帰ってきて一日は休んだ、彼女も元々体力があったほうだった事もあってか、一日休んだらすっかり元気になって次の日は片付けをしたり掃除をしたりと二人で休日らしいものを過ごす。ちなみに前日の夜の事は覚えていないらしく、嘘呼ばわりされる始末なので今度はムービー撮っておく事にした

「本当だって」

「絶対そんな…れーさんに抱っこしろって…絶対言わないですよ!」

洗濯物を畳みながら言う彼女に説明をしても、何一つとして信じてもらえない。記憶を無くすほど彼女は疲れていて酔っていたという事だろう、それに明らかに信じてなくて覚えていないのは顔を見ていればわかる。多分嘘なら隠そうとしているのに顔が赤くなるはず、彼女はむしろ怒ってるだけで顔が赤くなったりしていない。うん、今度酔わそう

そうやって一日のんびり過ごした後はしばらく仕事に引きこもり
暑い日が続くため彼女は家でアイスとかカキ氷を食べたり、仕事帰りにもポアロでアイスコーヒーを飲んで帰ったりしているらしい。そこで時折新一くんや蘭さんとお茶会をしているとか…

「帰りたい」

数日間家に帰ってない、殺人犯が脱走したとかで忙しく動いたりそれの後処理だったり…さすがに夏なので休憩を取ってシャワー室を使ったりしていたが、なまえのいる家に帰りたいし家の風呂にゆっくり浸かりたい。

「降谷さん…それはみんな同じですから手を動かしてください!」

「そうですよ、降谷さん。まだ四日ですよーまだまだいける!」

「歳考えろ」

風見はいつも通り次から次へと仕事を持ってくるし、四徹目の部下は今にも眠りそうで半分寝ぼけている。まだまだいける、って…お前も歳を考えろよ
俺は三徹はしたがなまえから寝たら画像をあげると言われたので眠って起きた頃にはちゃんと画像が送られていた。蘭さんたちと暑い中遊びにいったらしく、苺の果肉がのったカキ氷の写真と、暑さでだれているうさぎを膝にハンカチを敷いて乗せていた写真。本当はと言うと欲しかったのは彼女の写真だが
ちらっと見える彼女の太もものほうにテンションがあがったのでかき氷でもうさぎでもいい。

とりあえず風見に書類ストップをかけて、今あるものだけを片付けて一度帰宅する事にした。さすがに新婚の妻を何日も一人にはしておけない、おきたくない、俺が会いたい
なまえには今日も帰れないと送った後だったし、もう夜ご飯を食べた後だろうからそのまま何も言わずに帰宅した。
家の扉を開けてそこにいたのは、キャミソールとショートパンツ姿で頭にタオルを乗せて棒アイスを食べているお風呂あがりのなまえが廊下を歩いていました

「っ…なんで帰ってきたんですか!?帰ってこないって言ったじゃないですか!」

口からアイスを出して慌てた様子で後ずさりするなまえ
ご褒美万歳。かえるって言わなくてよかった
靴を脱いで彼女のほうに歩み寄っていけば、彼女が寝室の扉を開けて入ろうとした「服着てきます!」と扉を閉めようとするので腕を引いて、そこから出した

「いいですよそのままで!むしろ万歳!」

「ちょ、れーさん頭大丈夫ですか!?ちゃんと眠って無いんじゃないですよね?」

「ちゃんと寝ました。ただのなまえ不足です」

ずりずりと引きずってソファーまで引っ張って行くと、彼女を膝の間に座らせて後ろから抱きしめた。お風呂あがりだったようで、彼女の髪はぬれているしいつもよりも香りが強い。彼女が抜け出そうと必死に前へ前へと力を入れる

「着替えてきますー!れーさんも着替えたほうがいいですよ!」

いつもよりも素肌に近く感じるその姿、ぎゅっと抱きしめると彼女の体温だけが伝わってきて薄い布一枚は着ているはずなのに暖かい。彼女がこのまま待っていてくれるなら着替えてきてもいいが、目を離すとすぐに着られてしまいそうな気がする
こんな無防備な彼女は見た事が無いのでやっぱり離さない

「…アイス、溶けるよ」

「ぎゃっ!!」

彼女が棒を滴るアイスを舐め取ると、手にまでついたらしいので、手首を掴んで彼女の手についたアイスを舐めた。りんごの味
また溶けてきたので彼女のほうにアイスを寄せて行くと彼女が口をあけてアイスを口に含んだ。ちょっと、見ていられなくなる、チョコバナナよりも何よりもこっちのほうがよっぽどだろ…
彼女が食べている間大人しく彼女の背中に頬を摺り寄せていたが、背中にキスをすると彼女が体を揺らした。「アイス溶けるので邪魔しないでくださッ…ん…」邪魔をするなと言うわりに、ただ背中に触れるだけのキスをしただけ…それなのに彼女の体と声が反応する。
膝に乗せていた彼女をソファーに転がすようにすれば、彼女が起き上がろうとしたので、覆いかぶさるようにしたら彼女が眉を寄せた

「アイス食べられないじゃないですか、アイス食べるまで待て出来ないんですか?つめたっ…!ほら、垂れちゃいます!ティッシュ!」

再び起き上がろうとする彼女の肩を押すと、彼女が再びソファーに背中をつけ、その振動でアイスが再び彼女の腕を伝い、さらにもう一滴胸元に落ちた。腕に滴ったアイスの雫を舐めて彼女に「どうぞ」と口元にアイスを持っていき、「ソファーが汚れるからちゃんと食べて」と言うと口に入れて噛み付いて咀嚼していた。胸元に垂れた雫を舐めると彼女が声を漏らす、抗議しようと口からアイスを出すので、再び溶けるというと口に含んだ
あと一口を口に含んだところで彼女がまだくわえていたその棒を引っこ抜きゴミ箱めがけて投げ、彼女の唇に自身の唇を合わせた、彼女の口内は冷たく、まだ溶けていないアイスが口の中で溶けて行く

「んっ…」

ごくん、と彼女が嚥下していく、口の中が甘ったるい。彼女の舌に自身の舌を触れさせれば彼女の舌が引っ込んだ、それを追うようにすれば彼女の舌と自分の舌を絡ませて、舐めて、吸った。すっかりりんごの味になっている彼女のソレに、音を立ててキスをし、一度口を離した時に「リンゴの味」と呟いたら「れーさんもね」って言われた
ふふっと可笑しそうに笑う彼女は、きっと何も思っていないんだろうけど、こっちとしてはそんな事を言われたらたまらないし、だいたい彼女を見た時に仕事を頑張ったご褒美って全力で思った

もう一度彼女に啄ばむようなキスをしていくと、彼女が顎を上げてキスを受け入れた。柔らかい唇に彼女の匂い、しばらくと言っても四日ほどだが、会っていなかった最愛の妻の唇を堪能しながら彼女の胸に手を這わすと、彼女が肩を押した

「仕事で疲れてるんじゃないですかっ?」

「それはそれ、これはこれ」

「ちゃんとお風呂にゆっくり浸かって休まないとダメですよ」

「その前になまえをいただきます」

「だっ…んぅッ…!」

彼女の胸に手をもう一度這わせて優しく揉めば彼女が俺の手から逃げるように体を動かした。俺の手首を掴んで抵抗する彼女、ただ少なくとも感じてはいるらしくその掴む手は弱々しい。突起には触れずに優しく触れて撫でて…手首を掴んでも無駄だと思ったのか、俺の背中を叩いてきた

「何?嫌っていうならやめますけど」

「っ…その聞き方はずるいですよ…っ!」

嫌とは言わないだろうとわかっていた、だからこそ言ったのだが彼女が背中を叩くのをやめて背中を撫でてきた。叩いてごめんね、と言うようによしよしと

「口で言ってくださいよ」

「た、叩いてごめんね…」

小さくつぶやく彼女が愛しくて再びキスをした。胸を触る手は止めずにそのまま、唇を離して首にキスをしてたら彼女が体を焦れったそうに動かすからクスッと笑ってしまうと、彼女にまた顎を押された。これが凄く好きだったりする

「いじわるです!」

「ごめんごめん、可愛くてつい」

ずっと主張していたのは知っていた、だからこそ焦らすように触れないでいたのだが、お姫様は耐え続けていて不服のようなので突起を抓んでコロコロと転がしたら彼女の口から甘い声が漏れ始めた。彼女の声も匂いも体の感触も全部が自分を欲情させる
顔を背けて必死で耐えようと口元に手を寄せる彼女の服をまくり上げて直接胸に触れた、もう片方は口に含んで舌先で転がしたり、ちゅっと吸ったりと彼女の胸を弄んだ







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