彼女がずれた服を直すと、「着替えます」と言って立ち上がろうとする。まだ首とかにもついているだろうと、彼女の首筋に顔を寄せると首についたチョコレートを舐めとった。彼女がピクリと体を揺らす
スーツはもうすでに濡れているし、替えがあるのでなんでもいいが、彼女に肩を押された

「寒いですよ!れーさんも濡れちゃって寒いでしょ!」

「なまえに触ってれば熱くなるし、なまえの事も温めるから大丈夫」

「や!」

「目の前で大好きなものがデコレーションされているのに食べないわけが無いだろ?」

「チョコ好きなんですか?」

「…好きなのはなまえ」

彼女が着ているパジャマはチャックのパジャマなので、下に少しだけ下ろせば胸元が顕になる。彼女の背中に手を回して胸元についたチョコレートに舌を這わせた「っ…」と彼女が息を吸い込む、声こそ漏らしていないが、反応しているのはすぐにわかる。残念ながらそれ以上チョコレートは肌にまで到達していないし、これ以上進むと俺のほうが止まらなくなる。彼女に項垂れるように肩に額を乗せれば「チョコついちゃいますよ」と言って来た。俺も今の頭の中はシたいという言葉がぐるぐるしていて、打ち勝つのが大変状態
俺は色んな意味で熱くなったが、彼女も顔が赤いし、熱いため少しは温まっただろう

彼女から離れると彼女がシャワーを、少し浴びてから出るというので先に出た。今着替えてもすぐに自分もお風呂に入るので、スーツのズボンを捲り上げてキッチンの片付けを済ませていたら、彼女の足音が聞こえたと思えば寝室に入ったので、着替えを取りに行ったのだろう。

「わぁ、すみません片付けしてもらっちゃって…お風呂どうぞ」

着替え終わったであろう彼女をみれば、温かそうなもこもこしたパジャマを着ていて、もうめちゃくちゃ触りたくなったが仕事の事を考えながら風呂に向かった。理性が勝ちました

お風呂から上がるとなまえは再びチョコレートを作っていたようで、リビングにはチョコレートの匂いが再び立ち込めていた。今度は宣言通りに横着をしないで作っているようだが、エプロンをつけて髪をあげている彼女の項に触り心地の良さそうなパジャマを着ているのをソファーにすわって黙ってみているほうが無理な話しで彼女のほうに歩み寄って行った。
エプロンの下に手を滑り込ませて抱きしめ、その白い項に口付けをすると彼女が「ひっ」と声を漏らした。彼女の首筋からはいつも通り彼女の匂いがする

「くすぐったいですし、また零しちゃうからやめてください!れーさんが原因で零すとか面白い以外のなにものでもないですよ!」

「あははは、親父ギャグじゃないですか」

彼女の耳元で笑い声をあげれば、彼女が「ぎゃあ」と声を漏らして肩を竦めて耳を隠した。湯煎は終わったようで彼女がそのボウルの中に色々と材料を入れて混ぜている所だが、その混ぜる手がカタカタと震えるのは俺が胸に触れたからだろう

「れーさん!あっち行ってください!作れないじゃないですか!」

「こればかりは断る。しばらくなまえとまともに会ってないし、触れてもないんだから…作るのやめろとは言わないからせめて俺はなまえを堪能します」

断言してから彼女のパジャマの中に手を入れると、彼女の下着のついていない胸に直接触れた。彼女がそれから逃げようと、少しだけ前に体を伸ばしたがキッチンが目の前にあるため、逃げたって手が届く

「あ…、あと、少しだからぁ…!」

「待てない。ほら、手が止まってますよ」

「だ、誰のせいだとっ!ひぁっ!」

突起を転がせば彼女が甘い声を吐き出す。彼女の背中に頬をあてて、背中から彼女の心音を聞いているといっきに鼓動が早くなった。俺に体も心臓も反応する彼女が愛しくてどうしようも無い。カタカタと震える手でかき混ぜると今度はそれを三つにわけた
彼女のチョコレートを作る工程は置いておいて、とりあえず彼女の反応が楽しすぎてどうしようも無い

「もう、本当にやめてください!作れないじゃないですか!お預けっ…」

そろそろ怒るかな、って思っていたら本当にこっちを睨んできたので彼女のショーツにお尻のほうから手を入れれば秘部を撫でた、すぐに彼女の声が止まり息を飲み込む。

「あ、どうぞ続けて?」

「つ、続けられるわけがな…はぁ、んん!!も、れーさん本当に怒りますよ!」

濡れているのでそのまま指を挿入すれば、彼女が手をゴムベラから離して俺の手を掴もうと後ろに手を回してきたが、彼女と距離を取っているわけではないので彼女がつかめるのは俺の服だけだったようで、脇側の服をぐいぐい引っ張られる

「チョコレート固まりますよ」

「あッ!……や、れーさん、お、ねが…ッ…あと5分…」

指を動かすと彼女が声をあげ、体を支えるためにワークトップの縁に手をかけて顔だけをこっちに向けてくる。涙目でお願いされてしまえばやめて欲しいのか、何のお願いかわからなくなるが、あと5分待てのほうだったらしく彼女にキスをすれば許してあげる事にした。そのまま彼女がしている作業を見ていれば、秘密だといわれてソファーのほうに追いやられてしまった。ソファーの上にティッシュが置いてあって、それにカバーがついていた

「ティッシュカバー買ったんですか?」

「はい、可愛いですよね」

「可愛いですね」

ピンク色のうさぎ、ちゃんと耳と尻尾までついているので笑ってしまった。それからそのうさぎのティッシュを持ち上げてなんとなく下を覗き込んだら
スコッティのィの部分が黒くぬりつぶされていて、テに新しく線が書き足されていた

「スコ…ッチ?」

吹きだして笑った。何て悪戯してるんだ、彼女はとりあえず終わったらしく、片付けを終わらせてエプロンを脱ぎながらこっちに来た

「スコッチティッシュですよ」

「面白い事かんがえますね」

「帰ってきて、チョコレート何作ろうか考えながらそれをうさぎにいれてたんです、それでハッ!!としました」

スコッチの事を、俺が思い出さないで誰が思い出すんだと。スコッチの事を考えない事なんてほとんど無かった、忙しい時にはふっと思い出すのをやめてしまった時もあったが、彼女が現れてからは、彼女が所々に楽しそうにスコッチネタを入れてくるものだから嬉しくなる。忘れられていない存在、俺だけが覚えていないといけないんじゃなくて、彼女が、たまにスコッチにやきもちをやくレベルでスコッチの話しをするから…スコッチはここでちゃんと自分たちの中に生きてるんだと思える
ただ彼女はスコッチに実際会った事は夢とか、結婚式の時にしかないそうだが
まだ聞く約束の時じゃないので、聞けない。本当なら似顔絵を描きたかったといっているが、ヒゲしか描けないというのでまた笑った

「あの、終わりましたよ?」

「……自ら食べられに来たんですか?」

「…だってれーさんが触るんですもんー!!!!」

「ホー?で、我慢できなくなったと?」

「うわーん!!嫌い嫌い、ばかぁ!!」

ごちそう様でした。









[ #novel◯_list# ]


×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -