公安に行った帰りだから、彼はスーツ姿で。私もスーツで報告に行きたかったのに早く報告を済ませたいという彼に無理やりそのまま連れていかれた。報告を終わらせが、着替えの服を持ってきていないので制服のまま帰ることになった。なのに連れていかれたのは安室さんのお家で、寄っていってと言われたから寄ったのはいいが玄関に入るや否や、壁に押し付けられてキスをされた

「んむ!?んっ…んん!」

急に唇を押し付けられて驚いて声が出る、そういえば彼とキスをするのを久しぶりに感じる。こうやって触れるだけのキスじゃなくて、啄むようなキスをされるのはいつ以来だろうか。彼の胸を叩いたり肩を押したりすると、彼がその手を押さえつけてきて、一瞬離れた唇がまた重なった
舌を舐められて、吸われて…彼の舌がゆっくりと動いて私の舌先に触れたりする。彼の唾液を嚥下しては助けを求めるように一瞬目を開けるのに、彼は助けてなんてくれずに余計に私を求めてきた。
そのうちがくんっと腰が抜けて下にへたり込むとやっと彼が解放してくれる

「なまえ…まだまだですよ。全然キスも、その先もお預けだったんで、まだ足りない…」

彼がぎらついたような、情欲の篭った目が私を見てくるから、どうしてもゾワゾワとした間隔が抑えられない。逃げ出そうと思うのに彼に抱き抱えられて寝室へ連れていかれ、ベッドに寝かせられた。
枕元灯だけついたと思ったら彼は私の上に乗っかっていて、私の大好きなスーツ姿の彼が目の前にいるこの状況に耐えられなくなった。
普段の私服だってかっこいいし、おしゃれなのに、スーツだとさらにかっこよく見える…それは降谷として見ちゃうからなんだろうか

「じゃあ、ネクタイの正しい使い方教えますね」

「またそのネタですか!?まったくもって正しくなかったですよ!」

「あーはいはい」

何その言い方!むかつく!そう思っていたら、私の制服のネクタイが外されてしっかりと手首を固定された。抵抗したはずなのに綺麗に結ばれてるそれに本気でびっくりした
あれれー?おかしいぞぉー?状態だよ、コナンくん出番です
それなのに彼が自分のネクタイを外す姿がかっこよすぎて本当にゴロゴロ転がりたくなった。この時は視線を逸らすんじゃなくて、もう目に焼き付ける勢いで彼を見ていたら彼がこっちを見てニヤリと笑う

「もしかしてネクタイ取るところ見るの好きだったか?」

物凄く好きですとも!なんてな…口が裂けても言えないよ…だから黙って彼を見ていたらキスされた。なんのキスなのいったい
額にキスされて、まぶたにキスされたりしていて、擽ったさに目をぎゅっと瞑っていたら今度は耳たぶを甘噛みされた。

「ん…は、ぁ…」

背筋がゾクゾクする。彼に執拗に耳を舐められて、すぐそこでちゅく、という音やリップ音が聞こえて耳が犯されていく。そのうちカーディガンのボタンを外されてワイシャツの上から胸をまさぐられていた。彼が与える快感から逃れたくて必死に彼のシーツを掴む

「ずっと欲しくてたまんなかったんですよね、なまえが。」

シャツと下着の上からのはずなのに、彼は私の胸の頂の場所をちゃんと理解しているようで、指先でひっかかれて声をあげてしまった。久しぶりに出すのが恥ずかしくて、でも縛られているせいで口を塞ぐ事もできなくて、彼を恨めしげに見つめていた

「ま、って…シャワー入りたい…」

久しぶりなのにシャワー浴びてないとかほんといや。ちゃんと昨日の夜には浴びたけど色々とバタバタしていたし、汗臭いかもしれない

「ずっと我慢してたのにまだ我慢させる気か?」

「んんん…あと10分…いや15分ください!」

情欲の色をすっかりともしている彼を止めるのは忍びないが、本気でシャワーを浴びたいのでお願いした。お願いしたのに彼が私の首をぺちゃ、と舐めてくるから体が震える。

「一緒には入らないって言うだろ?」

「洗ってる間大人しく待ってられますか…?」

「待たない」

彼が胸元にキスをしてくる、それから再び私の胸の頂を弾いた。びくっと体を縮こませると、彼が服の中に手を入れてきて下着をずらして直接触ってきた

「ひっ…ん…」

コリコリと擦られて、首には鼻先を埋められてくすぐったくて声を抑えた

「ちなみに…全然臭くないし、いつも通りなまえのいい匂いですよ」

すん。と匂いを嗅がれると体が跳ねた
もう、本当に勘弁して欲しくて横に転がろうとするのに彼はそれを見て笑っているだけ
下腹部がきゅっとなり、違和感を持ち始め、自分でも濡れているのがわかるそれを隠すように足をぎゅっと閉じた。

「も…ネクタイ、外してください…」

「ダメです…なんか、イケナイ事してるような気がしますね?制服ですし」

「うわーん、おまわりさーん!」

「呼ばれまして」

「うわー、ダメな人ー!!」

軽口を叩いて止めさせようとしていたのに、服をまくりあげて彼に胸を舐められた。ちゅ、と音を立てて吸われたり、ころころと舌先で転がされたりして、私はどうしたらいいんだ。
必死で出そうになる声に耐えているのに、彼はそれさえも楽しむように私の足を撫でてきた

「なまえ、濡れてないか?」

急に問いかけられたので思い切り反応してしまう、足には自然と力が入っていて、多分それで気づかれたんだろう。彼が指先で私の足を撫でる。私は否定するように首を振るのに、彼はスカートの中に手を入れてきた

彼の足が私の間に割って入ってきたせいで足を閉じることもできなくなる







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