Story28


ある生命の摂理より

美しく、可憐な花は何も言わない。

凛としてそこに佇むことの、なんと健気なことか。

花はただそこに在り、草木は静かに聳えている。

何をされても、彼女達は嘆くことも不満を吐露することもない。

しかし、根底にある怒りは積み重なっていく。

ああ、また花が踏み付けられる。



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