エステリア
3歳 母親が病死
7歳 船大工に興味持ち始める
14歳 家出して実践修業
16歳 ヴィンセント団に
19歳 分断でアルマース団に
21歳 現在


クルナス
17歳 貧民街を出てぶらぶら
18歳 金持ちに雇われ悪事
20歳 嫌になって逃げ出しぶらぶら
21歳 この辺でドレッド?
23歳 ヴィンセント団に
25歳 分断でマルグリート団に
27歳 現在



▼エステリアは生まれた時から大工仕事には触れており、初めは陸の大工になるつもりでいたので、どっちの知識もあります。他の教養に関しては学校などでは学ばなかったので、頭がいいのは大工仕事に関してばっかり。ただそればっかり勉強してきたので、その知識に関してはプライドがあったりします。二年間いくつかの船を渡り歩き、船大工として少し修業を積んだ頃、ヴィンセント船長のガレオン船に出会い、あまりの立派さに感動して、乗せてもらえるよう懇願。きっとヴィンセント団のベテラン船大工さん達にたくさんのことを教えてもらって、今のエステリアがある。きっとヴィンセント団だった頃は雑用とかもよくしてたんじゃないかと。力持ちだから、買い出しの手伝いとか。その後は今のエステリアです。分断後しばらくは、初めて自分達だけに任された船に、ディオさんと二人で四苦八苦してたのかなーと。その頃に比べたら、いたについてきたのかな…
ヴィンセント団の船に乗るまで、そんなに大きな船に乗ったことのなかったエステリアは、いろんな本だけじゃなかわらいようなガレオン船知識を教えてもらって感動してたり。最初はエステルあんなことも知らなかったわね〜とかカタリナ姐さんにからかわれたりしたい……わたしが………



▼クルナスは貧民街を出た後もいろいろありました。貧民街を出てすぐは、ほんとに安い賃金で働いて、その少ないお金を母親に送ってたけど、一年くらいして新しい仕事に出会います。それがお金持ちに雇われて、悪事を代行するような仕事。賃金はバカ高くて、痩せてく母親を見てたクルは、母親には内緒でその仕事に手を出して、依頼された通りスリをしたり、闇討ちしたり、いけないものを運んだり。でもそれをしている自分がどうしても嫌になって、命がけとかで逃げ出し、そのまま遠くに行ってしまったので母親とは音信不通になります。その後は、治安の良くない酒場とかで、食べるものと寝る場所だけ提供してもらうかわりに用心棒なんかして、稼ぎはほぼゼロの生活などしつつ適当にフラフラ。下がり眉で弱そうな顔なので舐められがちだったので、ちょっとでもいかつく見えるかなとドレッドにしてみたり。その後、港町でヴィンセント団の噂を聞き、興味を持って見に行って、その雰囲気に一目で入団志願を決めました。その時駄目元で母親に向けて手紙を送って、それは無事母親の元に届いています。
クルは元々、貧民街の仲間達をゴミを見るように見る貴族達が嫌いだったけど、雇われて色々しているうちに今まで以上に汚いところが見えて、もっと嫌いになった。自分の手を汚さず、クルのような身分の低い人を捕まえてやらせるところとか。でも金の誘惑に負けて、その貴族に従ってた自分が一番嫌い。クルの自分を卑下するのは一番はこの頃のことからきてる。金持ちに偏見があるのは自覚していて、もちろん悪い金持ちばっかじゃないのはわかってるけど、貴族と言われただけで最初は嫌悪感を感じてしまう。とか。



▼エステリアは多分、ほんとに少数しかひとをころしたことはない。やるかやられるかの状況か、船を相当酷いことにされるかしなかったら、できない。今までになんで何人やってしまったか、とか状況も人数も覚えてそう。

▼クルの場合は数えきれない。貴族に雇われてた頃に仕事でやった分や、用心棒してた頃にやった分や、多分海賊になってからも結構。さすがに殺すとなると躊躇う人が多いかもしれないので、クルはその分まで確実に仕留めていくのかも。相手にも家族がいるとか恋人がいるとかそんなのは関係なくて、今この時に自分や仲間を殺す気でかかってきた相手に情けはかけれない。でもその度に、自分は汚いやつだなぁって自分のことをどんどん嫌いになっていく。ころすことが好きなわけではありません。むしろ嫌いなんだけど、自分の命も仲間の命もかかった状況なら、自分に敵意を向けて来る相手は切り捨てられるっていうか。もしころすことに躊躇いがある人がいるなら、無理をさせるよりその人の分まで俺が背負っとこうみたいな。でも、そんなふうに簡単に人の命を奪っている自分が嫌いなんです。

▼エステリアは褒められたら結構素直に受け入れて、素直にありがとうって言います。そんな感じで喋らせてるつもり。あまりに褒められすぎると謙遜するけど、基本的には褒め言葉には、だろー?とか、ありがとな!とかそういう感じ。でもクルナスは、そんなことないよって言ったり、口ではありがとうって言っててもお世辞上手だなあって思ってたり、本心では素直に受け入れられてない。普段はそんなに考えないけど、無意識に心の底で自分はそんなこと言われる資格ないって思ってる。どうしても自分が好きになれない。エステリアはわりと自分のことも好きです、人並みに。頑張ってる自覚があるし、プライドもあるし。だから自分を好きになれない人を見ると、きっと、なんとかしてあげたいなってなるんですね。クルは深層心理では、誰かを守っていることで自分の存在を正当化したがってるのかもしれない……




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