「本当天国の景色と馴染みませんね」
「でもそれにも最近慣れてきましたよ」
「俺も仕事には慣れました」

そう言う他の死人と会話しながら仕事をこなす。
それが片付いた頃もう戻ろうとポケットを弄る。

しまった

何をしでかしたのかわかるまで時間はそう長くなかった。
指の先から零れ落ちた鍵は下界へと落ちて行く。

殺されないようにね

ちゃんと伝えておきますから。
ふわり、親切に声を掛けてくれたその人にありがとうございます、柄にもなく大きな声を出して。



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