「本当に店長がカットするなんてレアっすよ、羨ましいっす!」

空になったミルクティのカップを持って彼はしみじみと私の髪を見つめる
お会計は受付でと言われて受付へ足を向かわせると店長さんと目が合った

「見立てた通りっすね、名簿に名前入れといたんでいつでも来てくださいな」

珍しいですねまたカットモデルの人追加なんて…この前の女の子は断ってたのにと受付の女の子が言っているのを聞くととんでもないことになっているようだ

あー!バイトお前髪掃いてないやん!早うやりぃや!

ヒィイイイイイ

「美容院Brightnessはいつでもお客様をお待ちしておりますカットヘアアレンジカラーリング美容に関することなら何でもお手を貸しますまたのご利用をお待ちしております」

『ありがとうございました!輝いた素敵な毎日になりますように』

お店の扉をくぐり抜けると何だか清々しい気持ちになって、仰いだ空が輝いて見えた


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