ミルクティを私の前に置きながら店長と名札の付いた男性がハハハと楽しそうに笑っている

「久保さんはカット待ちですよね、混んでるんで俺がやらせてもらいます」

俺が鋏握るのは滅多にないことですからね、自慢できますよー?なんて冗談なのかどちらとも取れないことを言われる

お願いしますと頭を下げると店長さんの顔つきが一気に変わる

店長そのお客さん俺が…!

と後ろの方から声が飛んで来た

お前の仕事が遅いから久保さん待ちくたびれてたんだよ給料落とすぞー

と笑う店長さんは私の髪を指で梳きながらへぇ凄いと感嘆の声を洩らした

「何か…手加えてます?」
「いえ…特に何もしてないんですけど」
「これは上玉っすわ」

あ、どうします?こうしたいとか写真とかあったら言ってくださいと鏡越しに聞いてくる店長さんが何と無く色っぽい
頭軽くしたいなぁと思ったので似合った感じにしてもらえますかと伝えればそれは俺得と言ってまた顔つきが変わった


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