優しい先輩


「あれ?ナズナじゃない。」


ミドと話していると後ろから声をかけられました。


(この声は…)


後ろを振り返るとそこには第一部隊の副隊長、カチューシャ先輩がにこやかに笑いながらこちらに歩み寄ってきているところでした。


「あら、カチューシャじゃない。貴女もお昼?」


ナズナ先輩もカチューシャ先輩に向かって少し歩み寄りそう言いました。


「ええ、そうよ。貴女も?」


「そう、キクちゃんとね♪」


そういうと、ナズナ先輩は私の方を見る。


それを見て私はカチューシャ先輩に軽くお辞儀をした。


「こんにちは、キクチ。今日も頑張ってる?」


「はい、非力ながら頑張らせて頂いております。」


そう私が言うとカチューシャ先輩はくすりと笑った。


「相変わらず肩に力が入ってるのね。そんなんじゃ体力続かないわよ?」


そう言うとカチューシャ先輩は私の頭を撫でてきました。


(正直恥ずかしいです…。)


私が恥ずかしさに耐えていると。


「あ、そうだわ!カチューシャ、良かったら一緒にお昼しない?」


良いことを思い付いたと言わんばかりにナズナ先輩は声を弾ませてそう言いました。


「え、いいの?」


ナズナ先輩の申し出にカチューシャ先輩は首を軽く傾げる。


「いいに決まってるじゃない♪」


カチューシャ先輩の問いにナズナ先輩は嬉しそうに頷いてそう言いました。



そういうわけで私達はカチューシャ先輩と一緒にお昼をする事になりました。





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