私の自慢の



ナズナ先輩と軍の中にある食堂に足を運ぶと1人の少年と目があった。

「あっ、姉さん!」


嬉しそうな笑みを浮かべ、私の元に走り寄って来た私を姉と呼ぶこの少年の名前はミド。

私の弟です。


「ミド、仕事は順調ですか?」


「えっ!あ、う、うん!何とか…」


目を忙しなく動かして焦りだしたミドに私はため息をついた。


「はぁ〜、また何かしら失敗をしたのですね。」


そう私が言うとミドは空笑いして頬をかき出しました。


全くこの子は…



私は苦笑をしてミドを見ていると隣にいたナズナ先輩がミドに話しかけていました。


「ミド君こんにちわ〜。今日も元気?」


そうナズナ先輩が聞くとミドはナズナ先輩に向かって満面の笑みで力強く頷いた。


「当たり前!俺から元気を取ったら何も残らないよ!」


そう言って笑う弟に私はそんな事無いんですけどねと心の中で呟いた。





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