ごあいさつ

はじめまして皆さん。
私の名前はキクチと申します。

覚えて頂ければ嬉しいです。

実は私、一年前から軍に所属していたりします。

何故かと言いますと、実は…


す、好きな人が軍にいるからです(照

その人と出会ったのは私がまだ学生だった時…


街で買い物をしていた私はその日は運がなかったのか街のチンピラに絡まれ路地裏に連れ込まれそうになっていました。

私はそれはそれは抵抗をしました。

それに苛立ったのかチンピラは私に手を上げようと拳を振り上げたのです。


(殴られるっ!)


そう思った私は目を瞑り、痛みが来るのを待ちました。


ですがいくら待っても痛みは来なかったのです。

不思議に思った私は恐る恐る目を開けました。

するとそこには、顔を青ざめたチンピラとそのチンピラの拳を掴んでいる軍の服を着た男の人のいました。


その時私は…その人に恋をしたのです。


私はあの助けられた日からその人を調べまわりました。

調べた結果、その人の名前はラルクさんだと言うことがわかりました。

そして軍に所属し、軍の部隊長だと言うこともわかりました。


私はそこまで調べた時に思いました。

ラルクさんの部隊の人はラルクさんの側でラルクさんの指示を受けて毎日仕事をしているのでしょうね。


(…………羨ましい。)


本当に羨ましかったのです。

その気持ちは日に日に募っていった私は親の反対を押し切って軍学校へと入学をいたしました。

それから三年後、私は念願のラルクさんのいる軍へと入隊を果たしたのです。


果たしたのです…


果たしたのですが…


「キクチ。」

「っ!?ラルク隊長!何でしょうか?」

「すまないがこの書類をこの期限までに頼めないだろうか。」

「あ、はい!わかりました。」

「では頼んだ。」

「はい!」

「出来たら'私の部隊'の彼に渡してやってくれ。では。」

「…はい。」


そう、私はラルク隊長の部隊に入ることが出来なかったのです。






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