『あっ!!いた!』

Σビクッ

その声に後ろを見ればさっきの男が息を切らすこと無くワシを見て近づいて来た。

Σちょっ!!何で近づいて来るんや!

来るなって!!ι

後ろに下がろうと後退りをしようとしたが何かにぶつかり下がれず、何故と思った瞬間後ろから腕が伸びてきて抱き込まれた。

『逃がしませんよ…』

クスリッ

と耳元で言われ固まってしまいその間に挟み撃ちにされてしまった。

『おい!サハリ、今はこの家には誰も居ないハズだよな?』

さっきディアの部屋にいた男が王子モ・ド・キ・に話し掛けた。

『そのハズですが……』

『じゃあコイツは何だ?』

ワシをチラっと見て話を続けた。

『さぁ〜……誰も居ない家に勝手に住み着いた………のでしょうか?』

Σおいっ!!んなこと小心者のワシが出来るわけ無いわ!

『んなようには見えなかったぜ?……それにこの家の状況から見て違うだろ。』

でしょうね〜……
毎日掃除してますから!!

って今気付いたけどもコイツも美形や無いか?!

ワシ今美形に挟まれとる!!

………状況が状況やからうれしないけどな?ι

ディアの部屋にいた男は赤髪で左側だけ右側より長くしている髪型だ。だが短髪で右側にピアスをしているのが見え。目は青い。筋肉もちゃんとついているし剣を腰に装備している。

『あの男の仲間か…』

『その可能性が高いですね…』

んん?ぼ〜っと男の解説をしていたら何やらコイツらの話がまとまった見たいだぞ?

じーっと二人に見られどうすれば良いか分からずに交互に見れば。

何やらワシから目線を離して二人で見つめ合った後頷き、ワシの服に手を伸ばしてきた。




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