そこまで、見た後。 胸が苦しくなったが、何故か早く行かなければと言う胸騒ぎがおきた。 『おい!起きろ!!』 「うぬ〜……。」 『…っ……起きてくれ!』 ん? ありぇ〜………誰だっけ? ……………あっ。 頭を寝起きのフル回転中。 『アラ……。』 『やっと起きたか……ι』 アラは疲れきった顔で溜め息をついた。 『おは、よう……。』 『ああ、おはよう。どうした?うなされてたぜ?』 そう言えば……。 『……………しんど、い…。』 そういって溜め息吐いた。 『おい、大丈夫か?』 『う〜ん………また夢、見た。』 ん〜………どんな夢だったっけ〜……。 『どんな夢だったんだ?』 …………… 『忘れた。』 『何だよそれ。……まあ、夢ってもんはそんなもんだしな(苦笑)』 うん。それもそうだな! 『じゃあ、さっさと起きろよ?』 『分かっ、た。』 この頃アラに起こしてもらってばかりだな…。 アラが出て行った後慌てて準備をして朝御飯を作った。 アラはずっと椅子で本を読んで朝御飯を待ってくれていた。 ▼|戻る|▲ |