『……ユウ…もし、大切な者がいるのなら死ぬなよ…』

『はあ?今更だろ…?』

『そうか………』

『大切な奴なら隣で息耐えそうだし?』

『ゴホッ!!』

『はは♪………まあ、心残りはあるな……俺が死んだらまたこの世界に柱が呼ばれる…それが心配だ。』

急に真剣な面持ちで男は言った。

『………』

『そいつにも俺みたいに良い相棒が見付かるかどうか。心配だな〜…』

『私達が…心配してどうする……』

『………そうだな…』

その言葉から無言になり二人からは荒い息遣いだけが回りに聞こえた。

『………………ま…た……二人いっ…しょに……旅が…出来た…ら……あの丘で……』

その言葉を言い終わると同時に男は動かなくなった…

そして

『ああ……』

もう一人の男も笑みを浮かべた後、息を引き取った。

………………

………




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