『妻…思うな……守る、だろ?』

ん〜………ちゃんと意味があってたかいな?

そのワシの言葉にアラは考え出し渋々ながら頷いてくれた。


やっと家に入れるとアラを家に入れてドアを閉めようとした時、フと外を見た。

どうやら随分と話していたらしい。

もう外は日が沈み出していた。


あ、夕飯の材料買ってない…。

……余り物でも良いかな?

う〜ん、でもアラが要るしな〜…。

ブツブツと夕飯の事で悩んでいるとアラが不思議に思ってか玄関に戻って来た。


『どうした?』

不安げに見てくるアラに笑みが少し零れた。

『……ご飯……材料…買ってない…。』

ワシの言葉に

あ〜と言って少し考えた後アラは

『オレが買って来るか?』

と言ってくれた。


だが買って来てもらうのもな〜…。

でもだからと言って余り物をアラに出すのも気が引ける。


『………良い?』

考えた末に買って来て貰う事にしてアラに買って来て欲しいもののリストを書いた紙とお金を渡した。

だがお金は直ぐに戻された。
何でもディアが居ないと言うことで家計が苦しいのがバレてたらしい。


その後、アラがボロボロになって戻って来た。

何でもおばちゃん達にワシに何かして無いかと迫られたらしい。

おばちゃん達、本当に良い人達だな〜♪


その後はちゃんと夕飯も作って食べ。風呂に入ってアラには客間で寝て貰う事にして案内してワシも自分の部屋に戻り床に着いた。



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