『…どう、した?』

不思議に思って聞いて見たならアラがワシを真剣な眼差しで見詰めて口を開いた。


『疑って悪かった。……お前を信用する。』

………??

どういう意味だ?

ん〜………アラはワシを信用してなくて、何かを疑ってた……って事か??


良く分からないと首を傾げてアラを見詰めている。

そうすればまたアラは顔を歪め出した。

とにかくアラに大丈夫だとわかったと言うことを表すために頷いといた。

そうすれば安心したように初めての笑みをワシに向けてワシの頭をわしゃわしゃと撫でてきた。


Σなっ!何だ??

意味が解らずにアラを見ているとザイが口を開いた。

『アラ、いい加減にしなさい。見てみなさい!フーンさんの頭が酷い有り様になってしまっているでしょ!!』

そう言ってザイは立ち上がって何処から出したのか櫛を片手に持ち、ワシの頭を整え始めた。




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