『すみませんι彼はディアに会いに来たディアの友人なものですから、彼が居なくなったと聞いて頭に血が上ってしまったんでしょう……元々上りやすい性格なものでι(苦笑)』


『…うっせ……で、何で奴は居なくなったんだ?』

どうやら落ち着いた様子のアラが話しかけてきた。


『……分から、ない。』

本当に…

『いつから居なくなったんですか?』

『約1ヶ月前よね?』

『そうそう!』

『………何でお前らが答えんだよ…』

おばちゃん達がワシの変わりに喋ってくれ、ワシが喋る事など必要無いと言うぐらい分かりやすかった。


『………誰かと話していたんですよね…』

『ん。』

真剣な顔をして考え出したザイに頷き答えた。

『もう奴等がココを嗅ぎ付けたのか……』

『………??』

何やら真剣な所悪いが…

ココは町中なんだが…

『………家は?』

行かないのか?と意味を込めて二人に向かって言うと

『あっ、そうですね。この話はココでするような話ではないですね…では行きましょうか。』

ザイは今の状況を見て苦笑をしワシの方を見て頷いた。

それにワシも頷き、家路へと足を進めた。

おばちゃん達に心配されながらも家路に着き、二人を家の居間に招き入れた。他にいた奴等はザイの命令で何処かに行ってしまった。

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