この世界は大陸が4つある。

その中の1つがワシのいるカサリナ大陸。

そんでカサリナ大陸と敵対しているビリサマ大陸。

カサリナ大陸と同盟を結んでいるサビガン大陸。

そして何世紀からか交流をたっているマヤノ大陸。


『………何か探してる見たいね〜…』

おばちゃん達が奴を見ているのを横目に、ワシは飽きて直ぐに座った。

同盟を結んでいるとはいえ何で本当に何もないこんな町にサビガンの人が来たんだ?

ワシは首を傾げながらいると騒がしい声がこっちに近づいて来ているような感じがして顔を上げた。


『ちょっとちょっとなんかこっちに向かって来てるよ!』

『見てたの気付かれたのかしら?』

『早く離れましょ!』

そう言っておばちゃん達が慌ててこの場を離れようと駆け出したその中をワシも着いていこうと立ち上がったが誰かの手でそれは叶わなかった。


『おいお前…』

その声にゆっくりと振り返るとやはりと言って言いのか先ほどから騒ぎの中心にいた男だった。


『Σっ!?何だ?お前のその仮面は!顔を見せやがれ!!』

そう叫んで男はワシの服の首元を掴み少し持ち上げ仮面に手を掛けようとした時男の後ろから聞いた事が有る男の声がした。

『アラ!その手を離しなさい!!』

その声に男は声の主の方を向いた。

あ〜………やはりあのワシがぶつかってしまった人だ……ってか苦しいっι

『ザイ、邪魔すんじゃねえよ。今怪しい奴を取り調べてんだからよ。』

男はそう言ってまたワシの方に向き直して仮面に手を伸ばそうとした時。


『………彼は目が見えないんです。』

男の言葉に仮面を外そうとしていた男の手が止まった。


『………何?』

『その人は目が見えないんです。その仮面はその人の目の視力を魔法で見えるようにしているんですよ。』




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