『…………何が、ヤバか、っただ…。』

呆れたようにため息をついて眉間にシワを寄せディアの居るだろう方を見る。


『まあ、まあとにかく風呂に入って来い。』

そう言ってバスタオルをフーンに投げてそのまま部屋を出ていった。

『……………はあ〜』

……風呂に行こ……

よろよろとベッドから抜け出し仮面を着けて風呂場に向かった。


ウオオオ……頑張れワシの体〜……

風呂場までの道のりがこうも遠く感じた事は生まれてこのかた無い……




風呂場にフーンが入るのを確かめたディアは1人悶々とフーンに対する欲求を抑えるのに必死に戦っていた。

そんな葛藤をしていると玄関のドアを叩く音がしてハッと目を覚まし玄関へと慌てて向かった。




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