『おっ!旨そう♪』

その声は聞いたことの無い声で誰が言ったのかとキョロキョロ見渡して見れば相手さんのお仲間の一人がワシの作った夕飯を凝視していた。

そういや夕飯さめる…。

そう思いディアの服の裾を引き。

『飯。食べる。冷める。』

それを聞いたディアは腹を押さえ考える素振りを見せるが直ぐに笑ってワシの頭を撫でた。

『そうだな。先に飯にするか。』

そう言いテーブルに足を進め椅子に座った。


それを確認したワシはスープなどを温めていた物を皿に入れテーブルに置いていく。

そう言えば彼らはどうするんやろ?

そう思い彼らを見るとちゃっかり各自テーブルの椅子に座っていた。


これは食べるな。

直感したワシは慌ててご飯を準備にかかりテーブルに出した。



それから彼らとご飯を食べた後ディアは彼らと共に奥の部屋に入って行った。

仕事の話やろうか?

ワシは気にせずに食器を洗い風呂に入って寝ようと寝室に向かって居るとディア達が玄関で話をしていた。

どうやら彼らが帰るらしい。

……やっぱり仕事の話しかな。

あんなに真剣な表情したディアは見たこと無いさか。

ワシの前ではいつも笑顔やし。

そんな事を考えていたらディアはワシに気付いて頭を撫でて風呂場に向かっていった。


……寝るか。

そう思い欠伸をしながら寝室に入って布団にくるまり眠りに落ちた。

……………

………



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