……考えてんのか?
何を?

ボケ〜っと相手の出方を待っていると不意に相手はガサゴソと何かを漁っている音を立てたと思うとワシに何かを渡してきた。

いきなりでびくついて固まっていると渡してきた奴をまた奪われそれを顔に着けようとしてきた。

その行動に驚き止めさせようと腕を伸ばすが腕を相手の空いてある腕に掴まれ防ぐ事が出来なくなった。

防ぐ事が出来ない事でまた震えだしたワシに相手は安心させようと何かを着けようと持っている手で頭を優しく撫でてワシの顔にそれを着けた。

それにびくつきながらも付けられた瞬間に目に光が入って来た。

さっきまで何も見えなかったのに。


キョロキョロと見えた感動で見ていると目の前に男の顔がアップで見えた。

それにビクッと肩を震わせ固まっていると相手は優しく笑いかけワシの目の前で手を差し出してきた。

それが意味が分からなかったが自分の手をその手に差し伸ばした。

それを見た相手は嬉しそうに差し伸ばしてきたワシの手を掴み握手をしてきた。

どうやら着けてくれたモノは仮面らしく鏡に映っていた自分を見た時にそれは理解出来た。

だが鏡を見た時に他にツッコミを入れなければならないモノを見付けてしまった。


アレ〜?胸がねえ〜身長高い〜体が綺麗に筋肉がついてる〜ってか下にブツがついてる〜あはははは……(笑)

コレで肩が凝る事がなくなったね!!やった♪

…他に何か利点を上げろ……現実を受け入れられるほどの利点を………ιι


あっ、生理も無いわ!!!よしっ!

現実逃避終了。


………受け止めよう。



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