「う…………ぅ…」

なんや……ふわふわしよる〜…………

ん?あれ………?

ワシ……いつの間に寝てんろ………


「お兄………もう着いた…?」

寝返りをうちながら目を擦り上半身を起き上がらせる。

………ん?…車のシートってこんなにふわふわしてたっけか?

擦った目を開けるが何も見えない。

……どうやらメガネを寝てる間に落といてしもうたらしい……

「お兄…メガネしらへん?」

手探りでメガネを探してフと思った。

ワシ………メガネが無くても光ぐらいやったら見えるはずやのに……何も見えへんって……

………まあ、夜やし。

うんうん。と今の状況を誤魔化して見るがさっきから物音すらしない周りに徐々に不安になって来た。


「なあ………お兄。返事してや……」

どうしたんや……お兄に何かあったんか?

ってかこんな状況になる前に何があった?

え〜っと……

確か…


「Σっ!?」

思い出した!変な光に追いかけられてんだ!!

「お兄!!お兄!!」

慌てて兄を探すが手探りではどうすることも出来ない。


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