『……は?』

あ、おはようございます。

昨日は早くに休んだおかげですっかり元気になりました。

今は昨日言っていた話を主さんから聞いている所なんだけども…。

まあ、なんでいきなり間抜けな声を出したかというと。

『だ〜か〜ら、あんたの髪と瞳に色々と問題があるんだよ。』

ええ〜…ι

『問題?ι』

意味が分からず主さんを見ていると主さんはコホンっと咳払いをして説明をしはじめた。

『実は、風雨さん。あんたの髪と瞳の色はビリサマで特別視されている色をしているんだよ。』

『色が?』

ワシの言葉に主さんは頷いた。

ワシの髪色って黒だよな?少し濃い感じもするけど。瞳は…見えないから何とも言えないけど多分黒か茶色辺りだろう。

それが特別って…ι

黒なんて他にもいたぞ?

船であったロサさんとか。

『ああ、そうだよ。でも一番の問題は瞳なんだよね。』

『え…?』

ワシの瞳が?

主さんは何か渋った顔をしている。

『実はね、風雨さん。あんたの瞳の色はある一族にしかでない色をしているんだよ。』

『え…、ある一族、って…』

ワシが困惑して主さんを見ると主さんは何やら言い辛そうな顔をしていた。





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