ビクッ

『な、に?ι』

ワシは驚いて音のした方を見ると。

音がしたであろう部屋の扉が勢い良く開いた。


『£#*&¥§っ!!(泣)』

『うるさいっ!!』

『Σっ〜!¥#§&っ!!!(号泣)』

開いた扉を見ていると扉からハルンとピンク色の髪をした見知らぬ女の子が何やら言い争いをしながら現れた。

ハルン!

良かった…ハルンがいるって事は主さんが言ってた事は本当だったんだ…。

ハルンがいた事に安心したワシはハルンと言い争いをしている女の子の方を見る。

えっと…、ハルンの知り合いなのか?

凄い号泣してるけど。

じーっと言い争っている2人を見ているとワシの隣から手を叩く音がして目線を隣に立つ人物へと向けた。

『ハァ…あんた達は何騒いでるんだい。』

呆れたようにそう言う主さんにハルン達は言い争いを止め、こっちに目線を向けて目を見開いた。

『よ、嫁っ!』

『エコロ、カード!』

2人がワシらの存在を確認すると、ピンクの髪色をした女の子は主さんに、ハルンはワシに、勢い良く抱きついてきた。

『ハァ〜、癒やし…。』

グリグリと額をワシの胸に擦り付けながらそう呟くハルンに、ワシは苦笑しながらハルンの頭を撫でてやった。





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