『カード、悪いが…行けない。』

ワシの返答にカードは無表情のまま口を開いた。

『…何故ダ。行ケ無イワケヲ答エロ。』

そう言いワシを見つめてくるカードにワシは宿を探さなければならない事と理由を告げた。

『…。』

ううっι

理解してくれただろうかι

表情1つ変わっていない相手にワシはドキドキしながら見つめた。

『……理解シタ。』

あっ、良かった〜。

何とか理解してくれたみたいだ…

『デハ宿ヲ見ツケ、倒レテイル仲間ヲ宿ニ連レテ行キ、休マセレバ良イノダナ。』

……………ん?

何か今のセリフに違和感が…

『…そう…だ。』

まさかと思うけど、着いてくる気じゃ…

『宿ハコッチダ。急ゴウ。』

うわっ、マジで来る気だ!!

『カード…も来る、のか?ι』

ワシ等に背を向け、宿へと足を進めていたカードがワシの問に足を止め、振り返り。

『アア。』

っと頷いた。




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