進めたんだけどな〜。

足を、宿に。

『おい、聞いてんのか!あぁ!』

なんで、いかにもって感じのモリモリマッチョさん達にワシら囲まれてんのさ。

『わからない話じゃないだろ?ただ俺らにお前たちの持ってるもんを素直に渡せばいい話なんだからよ。』

いやいや、わからないから。

あんたらに渡す意味がわからないから。

そう思ったワシは首を横に振った。

『なんでわっかんねーんだろうなー?!人間ってこんなにバカだったっけか?』

『バカだろ?人間なんてよ!!』

『弱いうえにバカとか救いようねえなー!人間さんよー!!』


ガンッ

『っ!!』

ワシは近くの壁を蹴られた事に驚きながらもカゲを自分の後ろに隠して強く手を握った。




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