ガヤガヤガヤ
ふあ〜…凄い…。
ワシは周りを見て呆然と立ち尽くした。
なんか一段と人外のお方達が増えた気がする。
ハルンと出会った街では人間の方が目について多かったように感じていたがこの街は人間より人外の方々の方が目につく。
いや、寧ろ人間は何処?って感じだ。
クイクイッ
『お母さん、どうしたの?』
そう言って立ちつくしたワシの顔を不安げに見上げながら服の裾を引いてカゲが聞いて来た。
『なんでも、ない。行こ…う。』
ワシは苦笑しカゲの頭を優しく撫で足を進めた。
…………
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