あ〜……。

そこにはぐったりと座り込んで屍の様になっている3人の姿があった。

本当にこの3人は船の上では散々だったもんな〜ι

船の上での事を思い出しながらワシは苦笑をし、カゲを見る。

『仕方ない。宿を先に、探そ。』

そう言うとカゲもわかったと言って頷いた。

『ハーン達はどうするの?』

カゲはそう言い3人を見る。

ん〜…こんな状態の3人を連れて宿を探しには行けないよな〜…。

しょうがないから3人にはここに残ってもらおう。

ワシとカゲだけで先に宿を探して部屋をとってから戻ってきて3人を連れてこよう。

そうした方が3人にも良いだろう。

ワシらが宿を探しているうちにも体力とか回復できるだろうし。

『ハーン達は、残して宿を先に…見つけよう…。』

それを聞いたカゲもそうだよねと言って一度頷いた。

そうと決まれば。

ワシはハーン達の座り込んでいる所へと足を進め。

『ハーン、リグア、ハルン。俺ら宿、捜してくる。だから少し…休んでろ。』

そうハーン達に言うと力なくハーン達は頷いた。


……これは相当だな…しゃべることすら出来ないなんてι

そんな状態のハーン達を残して大丈夫だろうかと思ったがこんな状態だからこそ早く宿で休ませてやりたいと思いカゲを連れてハーン達を置いて宿を探しに向かった。




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