『え〜っとだな、いきなりビリサマに行ったら流石に自殺行為だろ?』

うんうん。

『だから、カサリナのある街に行こうと思ってんだ。』

『ん?ある、街?』

『ああ、なんでもすっげー未来とかをあてる占い師がいるらしいんだ。その占い師に少しこの旅についての助言を貰えないだろうかと思ってさ。』

ふ〜ん、未来の見える占い師…か。

まあ、あんまりそういう類は信じてないんだけど。

今の先の見えない状況も問題あるし。

その未来の見えるっていう占い師って人に会っても別に損にはなんないだろう、多分。

高額をふっかけられたりいかにも怪しい場合はその時に対処すればいいしな。

『わかった。』

ワシはコクリと頷きそう言うと、ハーンは笑ってリグアとの会話を再開した。

ふ〜、占い師、か〜…

どんな感じの人なんやろ?

どうしてもワシの世界の胡散臭い占い師を想像してしまう。

ん〜…まあ、新しい出会いを楽しみにってことにしておこうか。


それからワシらはご飯を大人しく食べて、この日をのんびりと過ごした。

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テーマ「人外ファンタジー」
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