船が出てから少ししてワシは船内に入り、自分の部屋の備え付けベッドにダイブした。


………もう、疲れたっす。


船内に入るまでへばりついてきていたハルンにカゲがイライラして喧嘩をおっ始めてしまったのだ。

流石に手などがでる喧嘩ではなかったものの口喧嘩を近くで聞き続けるのは精神的にくるものがある。

だからワシはカゲには悪いけどその場を二人に気付かれないように離れて船内の部屋に逃げ込んだのだ。


……これからやっていけるのかな〜…。


因みに部屋はワシとカゲが一緒の部屋でその右隣がハルン、その右隣がハーン達だ。

本当ならハルンを一番端にしたかったのだけれど嫁たちの間じゃなければ1人部屋なんて認めないとかなんとか言ってきてさ。

仕方なく間にハルンをいれたのだ。


『ふあぁ〜…眠い。』

なんか気が抜けたのか急に眠たくなってきた。

朝も早かったってのもあるのかもしれないな。


……寝てもいいかな〜。

ん〜…良いよね?

うん、いいっしょ!!

よしっ、寝よう。

お休み〜…。

………………

………



『ん、ん〜……』

今、何時ぐらいだ…?


目を擦りながら窓の外を見れば、夕方近くになっていた。


……随分と寝たな…。

少し寝すぎて痛くなった頭を振り、顔を洗いに体をおこした。




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