『私、お母さんを守るから!!ついでにハーン達も。』


…えっ。

『……守る…?』

唖然としながら首を傾げて聞き返した。

『そう守る!!』

目を輝かせながら強くフーンの両手を掴みカゲはそう言ってきた。


か、カゲ……なんて…なんて…

『頼もしい……けど、なんか悪いι』


一応ワシはカゲのお母さんなんやし、守る立場は逆だ。


『お母さん、私、頼りない?』

悲しそうにカゲはフーンを見ながらそう言った。


えっ!

『そんな事ない!!頼もしい!!!』

『じゃあ、頼って!!』

『う、でも……ι』

うぅ……ケガとかしそうだし…ι

『大丈夫!無茶はしないから。本当にヤバくなったら仕方無く(エサ)ハーン達を捧げるから!!』

((Σええっ!!!?ιι))


なっ、何か言葉に隠れたモノが見えたような…ι

いや、見えても見えなくても言ってる事はヒドイけど……ι

でも……

『ありがとう。心配して、くれて……。』

ワシは笑ってそう言った。

その言葉にカゲは嬉しかったのかワシに抱きついてきた。

ワシはそんなカゲの頭を撫でながらこの先のことを考えた。


カゲは思っていたより強い子だったのには驚いたけれどやっぱりもっとワシがしっかりしないといけないな。


……………………


………





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