…はっ? 『えっ!!?』 何?何?何?ιι 何でワシは抱き締められてるんだ?!!ι なんか抱き締められるようなことしたのか?? 意味が分からず固まっているとハルンが抱き締めた状態で額をすり寄せてきた。 『…ん。前は女だったから嫁には無理だと思っていたが…。今はお前も嫁だ。』 『?!!!』 い、いいい今コイツナンテイイマシタ?ι えっ?嫁とかなんか聞こえたような…。 気のせい『嫁…。』 ううぅ……ι 聞こえた…耳元で……ι 嘘だ、そんな…。 ワシもハーン達の仲間に入れられたとか…っι ……って待て待て。 何この状態で悲しんでるんだ。 今の状況を思い出せ。 そう、今の状況…。 【ハルンの腕の中 IN ワシ】 はあああっ!! 忘れてたああっ!!! くそっ! は、早く抜け出さないとっ! 『ぐ、ぐぎぎっ!』 力の限りハルンの腕を外そうと試みる。 が。 ピクリとも動かねええっ!!! クソっ!ワシの力だけじゃどうにもならないのか! ならば! 『誰か、助けて!!』 周りに助けを求めるように声を発して周りを見ると後ろから鈍い音がした。 ガギッ 『?!』 さっきまで耳元で聞こえていたねっとりとした息使いが消え、痛みに耐えるような声が変わりに聞こえる。 え、えっと…何がおこったの?ι ってか凄い鈍い音が聞こえたんだけど…ι ▼|戻る|▲ |