『どうやったらヤキモチ焼いてるように見えんだよ…ι』 ハーンが泣きながらそう言うがハルンには意味がない様で。 『………ツンデレか…。』 『違う!!』 そんな2人のやり取りを哀れんだ目で見ているとアリカが急に立ち上がりワシの方見て言った。 『私も連れていってくれ!!』 ……え…? …えっ?!来てくれるの?!来てくれるの?!! それは嬉しい申し出だ! これでハルンが着いてきても何とかなるかも…『駄目ですよ、アリカ。』 っ!!!!! アリカの申し出を阻止するようにアルドが口出ししてきた。 『な、何でだ!!』 アリカはアルドにくいかかる。 『何故って、貴方までこの屋敷からお離れになられたらどうなるか。おわかりになるでしょ?』 アルドがさっきまでの笑顔と雰囲気が嘘のように真剣な表情でアリカに言った。 『そ、それは……ι』 アルドの言った事にアリカは反論が出来ないのか下を向いた。 ………そう言えば、アリカって何をしてる人なんだ? このバカっ広い屋敷に住んでるのを見れば凄い人何だろうけど…。 『分かりましたか?フーンさん達の事はハルンに任せましょう。』 そうか〜…アリカは来れないのか〜…… はぁ〜、ハルンだけ着いてくるのか〜…… ん?ハルンだけ? ハルンだけ?!!! バッ 勢い良くアルドを見ればアルドはニヤリと怪しい表情をして下を向いているアリカを見ていた。 け、計画通りってやつかっ!! そうだよな!自分を狙っていて何かと問題のある問題児をどうにかしたいよな! アリカは暴力的だと言っても美人で女性だもんな、残したいよなっ!! ぐっ…アルドめー……っ!! ヤバイぞこのままの流れだと厄介者(ハルン)を押し付けられる! なんとかして反論しないと!! ▼|戻る|▲ |