『お母さん!!』

リグアとハーンのやり取りを震えながら聞いていたワシの手をカゲは引いて今度こそ部屋から飛び出た。




『ふぁ〜…ιなんだいなんだい朝から騒がしい……。』

この声は!

『アリカ!!!』

『へっ?…っ!!!』

声がした方を向きワシはすがるように涙目になりながらアリカの名を呼んだ。

『アリカさん!お母さんを助けて!!』

カゲはワシの手を引いてアリカのもとに駆け寄った。


『アリカ!助けて!!ι』

ワシは手探りでアリカの手を掴み必死に助けを求めた。


『Σっ!!うわぁうあっ!!』

アリカの手を掴んでいた手をアリカは思いっきり払った。



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