そのまま出て行ってくれれば良かったのに……。

不意にハルンは目線を部屋に向け、そして…………ベッドの上にいる人物を見つけ目を見開いた。


『……………』

『…………ι』


Σひっ!ι

も、もしや見つかった?!!

ガタガタと震えていると奴がこちらに来ようとしている気配がした。

『ハーン!!』

『は、ハルン!!飯だな!飯に行こう!なっ?なっ??ιι』

必死にハーンがハルンを止めてくれているようだけど、何か引きづられている音が近寄って来ているんだけど!!ι

これはヤバいιι

『か、カゲ!!ι』

『お母さん、こっち!!』

カゲに助けを求めるとカゲに手を掴まれ引かれるようにベッドから出て扉の方へと駆け足で向かった。

『フーン達〜朝じゃぞ〜♪』

そんな矢先、出口にリグアが笑顔でやってきた。

『リグア、邪魔!助けて!!』

リグアにより部屋から出ることが出来ずにカゲが立ち止まり、ワシも一緒に立ち止まってリグアに言った。



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