『ふざけるな!誰がコイツの嫁になんかなるか!!』

『いやいや、そんなに謙虚にならんでもよい。』

『なってねえ!!』

ハーンとリグアが言い争っているのを見ているとハルンがリグアに近寄っていき。

『何を妬いている。お前も嫁だ。』

っと真顔でハルンがリグアの肩を掴み爆弾を寄越した。

その爆弾を聞いたリグアは口をこれでもかと言うぐらいに開けて固まってしまい微動だにしない。

それを良いことにリグアを腕の中に抱き寄せ、近くで固まっていたハーンの腕を掴み腕の中にリグアと一緒に抱き締めた。

それを見ていたぬいぐるみを乗せた男は耐えきれずに小さく笑いだした。

『よ、良かった……ふふ、ですね?あはは、良い…クハ…お嫁さんを…ふふ…手に入れられて。』

それを聞いたハーン達は正気に戻ったのか暴れて離れようとしているが離れないでいる。

『……………』

『ん?何ですか?』

暴れているハーン達も気にならないのかハルンはぬいぐるみを乗せた男(名前を聞いてない)を見つめ口を開いた。

『お前も嫁だ。』

何を今更と言った風にハルンは男に言った。

『………ご、ご冗談を…』

『冗談じゃない。』

『私は女の人が好きなので辞退します。ι』

『………』

『な、何ですか?ι何で近寄って来ているんですか?ι来ないで下さい!!ι』


ガタンッ


ダダダダダッ




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