『………美味い…』

『だろ?』

あれから数時間。

ワシらはリビングに集まっている。

テーブルの上には色とりどりの料理が並べられ、美味しそうな匂いを周囲に撒き散らしていた。

『へ〜、まさかこんな美味しい料理を君が作れる何て驚きましたよ。』

『…悪いかよ。』

因みにコイツにはワシが作った事は黙って貰っている。

『いえ?悪くは無いんですよ、女性がこういう料理を私の為に作って下されば喜んでお嫁に来て貰うんですが、っと思いまして…ね。』

『……………ι』

な、何でそれを言いながらワシを見るι

微笑んで見つめて来ないで下さい!!ι

ハーンが作った事にしたのはコイツが何か言ってきそうだったから!

アリカとハーンにそう言ったら了承してくれた。

リグアはデザートで釣って黙って貰った。

カゲも1つ返事で了承してくれ、ハルンは…コイツと同じで言ってない。

冷や汗をかきながら奴から目を反らせていると、料理を目を輝かせて見ていたハルンがハーンに近寄っていき肩を掴んで

『……嫁に来い。』

何とも大胆な告白をかました。

『………は?』

その告白に唖然とハーンはハルンを見つめているとリグアがワシの横でニヤリと笑ったのが見えた。

『そうかそうか、主らは付き合うんじゃな。おめでとう〜。陰ながら応援しとるぞ!儂の事を忘れてラブラブすると良い。』

そうリグアはそれはそれは嬉しそうにハーン達に向かって言った。

その言葉にハーンは顔を赤くしてリグアに喰いかかった。



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