『あ〜、いきなり過ぎだぜ……。』

ハーンは項垂れながら旅の準備をしている。

『仕方ない。何、か合っての事。』

シグアだって何かが合ってそう言ってきたんやろう。


『…………』

『ん?カゲ?』

何かを考えてる様に眉間にシワを寄せているカゲを不思議に思いカゲに声をかけた。

ワシの声にカゲはハッとしてワシに目を向け、慌てて手を振った。

『あっ、何でもない。ちょっと行ってくる〜!!』

そう言い走って部屋を出ていった。

『ん〜?どうしたんだ、カゲ。』

『さあ?』

二人して首を傾げたが直ぐに旅の準備に身を戻した。

……………

……




*カゲ視点。


カツカツカツ

(シグアはフーンが男に戻ったら旅に出るって言ってたのによ〜。)

『そうなの?』

(ああ、なのにまだ女だ。何をそんなに急かしてるんだ…………何かあったのか…)

『…シグアの所に行ってみよ。』

(ああ。)



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