『ハーン、……そしてリグア。お主らもフーンに着いてゆけ。』

『Σなっ!!俺も?!』

『……は…?』

リグアもハーンもまさか自分が着いていけ等と言われるとは思っていなかったのか口を開けて固まった。

『ハーン、お主は私がフーンとカゲだけを敵だらけの外に放り出すと思っとったのか?』

『Σうっ!!ι』

図星だったらしくハーンは目を泳がせてゴニョゴニョと言っている。


『はぁ〜、全く。お主には二人の護衛を。じゃがお主は敵を見れば一人で突っ込んで行くじゃろうからリグアも心配じゃから着いていかす。此処等の敵ならばそれでも大丈夫じゃろうが、此処から遠くに行けば敵も色んなモノがおる。強くもなるじゃろう。それなのに敵に突っ込んで行くハーンの世話をフーンがすればフーンとカゲが敵の的じゃ。じゃからリグアに回復等の世話をさす。わかったな。』

シグアの息も吸わずに一気に言いきった言葉を聞いたワシらは頷くしか出来なかった。

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