ワシらは今、テーブルに座り、シグアが入れてくれたお茶を飲んでいる。 『……………』 『……………』 『……………』 ……………だ、誰か喋ってくれよ…ι 息苦しいじゃないか!! 平然とお茶を飲んでいたシグアは顔を上げ、フーンを見た。 『……っで、その子をお主はどうするんじゃ?』 ははは………やっぱバレてるよね…ι 内心苦笑しながらも。 『……出来、れば………連れ、ときたい。』 ここまで来たら最後まで面倒をみたい。 『………簡単な気持ちで言って無いじゃろうな。』 簡単な気持ちじゃない! 『そんな…『母さんを責めないで。』カゲ?』 カゲを見れば、シグアを睨み付けながら唇を噛み締めていた。 『フーンは私達のお母さんだから一緒にいるのが当たり前なの!!』 そう叫んでカゲはワシに抱き付き顔をワシの胸に埋めた。 『当たり前なの…。』 っと何度も何度も呟いている。 それをワシらは見詰めているとシグアはため息をつき。 『………好きにせい。』 っと言い部屋を出ていってしまった。 『………シグア…どうしたんだ?』 どうやらシグアの態度の意味が分からないのかハーンは首を傾げている。 アレからリグアにもカゲを会わせたらリグアは 『妹が出来たようじゃ〜♪』 っと言ってハシャイでカゲと遊んでくれた。 それを微笑ましく見ながらワシは晩御飯を作り皆で食べた。 食べてる間ずーっとシグアの威圧的な笑みに耐えていたワシはふらふらしながらさっさと休みたいと思いながらもカゲの部屋を作るため、使っていない部屋を大掃除したりしていたら月が真上に来る時刻になっていた。 ▼|戻る|▲ |