『今から行く街は水の街と言われているんだ。街には水の通りが沢山有ってな、船でしか行けない所も有るくらい入り組んでたりする。だからはぐれないようにしろよ?』

『わかっ、た。』


はぁ〜、良かった…ι

どうやら違うようやなι

でも水の街か〜……ヤバい。楽しみ過ぎる♪


さっきまでとウって変わって嬉しそうにしているフーンにまたハーンは首を傾げた。


そうしていると周りの草むらが揺れ、揺れた草むらから異形な生き物が出てきた。

『Σっ!!敵?!』

身構え、周りを見れば。どうやら敵の群れの中心にワシらは要ることがわかった。


どうするか…。

作戦を練ろうと考えているとハーンが一歩足を踏み出したのが見えた。

『ハーン?』

何か作戦があるのかとハーンを見れば、いきなりハーンは敵に向かって走り出した。

えっ?!

『ハー『死ねやゴラアー!!!』』

ゲシャ

『Σっ!!!!!!』

Σちょっ!!ちょっと何してるんやアイツ!

え!え?!本の角で敵をボコってるんですけど!!!ι


ゲシャゲシィバシャ

ああああιもしやコレか!シグアが言っていた事は!

『ハーン!本で、敵を殴る、ダメッ!!魔法、魔法!!』

ワシの声が届いたのかハーンはハッっとしたようにワシの方を見た。

『悪いιまたいつもの癖で…ι』

ハーンの戦うところを初めて見たけど…。

もしかしたら魔法を覚えるのが遅いのはコレのせいなんじゃないだろうか……ι




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