『此処だ。』


ふへ〜…。

『綺麗。』

本当に料理が苦手な人が使っているては思えない程綺麗な台所でワシはキョロキョロと見ていると後ろからハーンが言った。

『………好きだからな。』

へっ?

ボソッっとハーンが言った言葉の意味が良く分からなかったワシは首を傾げてハーンを見た。

『っ〜……。俺、綺麗好きだから綺麗にしてないと落ち着かないんだよ!』

あ〜、そう言う意味ね。

わかったとワシは頷いてハーンを見れば、何故か顔を赤くして顔を反らされた。

どうした?っと思いハーンに近寄ればボソッっと口を開いて言った。

『えっと…』

『??』

聞こえないと思いハーンに近寄る。

ドガーッン!!

耳をすませてハーンに近寄っていると台所の外から大きな音とリグアの声が響いてきた。

『シグアアアァー!!!お腹空いたー!!』

『わかったわかったから少し待っておれι』


あ〜……………早く作ろう。




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