シグアがワシを見て不思議そうに首を傾げている。

それにワシはコクリと頷いて見つめた。


『……そうか、助かるの〜。』

ホッ

良かった、あの雰囲気から抜け出せた。


『材料は……まあ、あるやつでなんとかしてくれ。』

そう言いシグアはハーンを見た。

『うっ…ι』

あらあらι

無言の威圧が……ι


『すまんが出来れば早く作って貰えんか。リグアが今にもグズリ出しそうじゃ。』

シグアに言われリグアを見れば、何やら震えながらぶつぶつ言っている。


本当に早く作った方が良さそうだな〜ι

急いで作ろうとハーンの服の裾を掴み。

『何だよ。』

『台所、どこ?』

場所知らないからまず聞かないとね。


『あ〜、着いてこい。』

そう言って歩き出したハーンの後ろを着いて歩き出す。

『わ〜ん!!!』

バーーーンッ

後ろから何か音がしたが見たら終わりな気がするから見ないで台所に向かった。




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