ご飯を食べ終わりぼ〜っと空を見ていたら隣から視線を感じてチラリと目線だけをそっちを向けてみた。

そこにはワシに話し掛けようとしているがどう話し掛ければ良いのか分からないのか挙動不審な男がいた。


………何か見てるだけやったらかわええ…。

口元を押さえながらニヤニヤしていたら後ろから大声で怒声が響いた。

『ハーン!!お主は飯を捕りに行くだけでどれだけ時間をかけとるんじゃあー!!!!』

ビクつきながらワシは後ろを振り返ればそこには白い布で全身を覆った人物と黒い布で全身を覆った人物が立っていた。

『弟子だというのに、私達より先にご飯を食べるとはどういう神経をしておるのかの〜。』

その二人はただならぬオーラを発して隣に座っている男を睨み上げた。


『………誰?』

その光景を唖然として見ていたワシは自然と言葉を口にしていた。

ワシのその問いに二人はやっとワシに気付いたのか、隣の男を睨んでいた眼差しをワシに向けた。


『ほ〜……』

『なんと…』

ん??どうしたのか?

二人はワシを見ながら何やらニヤニヤとしてワシに近寄ってきた。




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