『………俺……今、一人に…なったら……また泣きそう…だから…。』

声を震わせながらアラの腰に抱きつき顔を押し付ける。

ピクッピクッピクッ

『…………フーン…。』

上からアラの切ない声が聞こえた。

………流石に無理だよな…。

甘えすぎか、じゃあ……。

抱き着いていた手を離し

『ごめん……なさい…迷惑、かけた。』

そうボソリと言って離れようとした瞬間。

アラに抱き締められていた。

『わかった。わかったから……あんまり抱えるなよ…な?』

苦笑しているのが分かる。

でも嬉しくて笑おうとしお礼を口にしようと口を開いた瞬間後ろから強い力で引っ張られ、アラから引き剥がされた。




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