『………た…タグス様?ιι』

慌てた様にアラはタグスに声をかける。

『…………』

だがタグスからは返事がない。

『………タグス……俺…戦う。』

ワシはアラに抱き着いたまま言った。

タグスは黙ったままいる。

その無言の空間に涙がまた出てきそうで。

頑張って耐えながらアラに向かって口を開いた。

『……アラ…今日一緒に、いて。』

ピクッ

アラはいきなり何を言い出すんだと言った感じの顔でワシを見てきた。

だけれどワシは気にせずに言葉を続けた。

『風呂も……寝るのも……。一緒に…。』

ピクッピクッ

『Σちょっ!!何を言ってんだιι(あせあせ)無理に決まってるだろ?!』

チラチラとアラはタグスの方を見ている。

だけど無視。



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