『………実、は俺…タグスの、事、まだ、余り思い、出してな、い……。あの、約束とかも、昨晩夢で、見た……だから…。』

ワシが続きを言おうと口を開こうとしたらタグスが優しくワシの頭を撫でてきた。

『別に急かして思い出さなくて良い。これからゆっくり思い出していけば良いんだしな…。』

そう言ってワシに優しく微笑みかけてくれた。

タグスの言葉に胸を撫で下ろしているとフとアラを見ればまたしてもかやの外状態で床を見ていた。


『アラ……あの、時、の二人。前に、言ってい、た奴等?』

慌てて話を戻そうとした。

だがワシの言葉に二人は一気に真剣な顔になり椅子に座り直しワシを見た。

『アレは俺らの知っている奴等じゃない。』

『………?』

良く分からないと言った感じで首を傾げていると。




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