違うだろ……ι 『う〜ん、まあ夫婦じゃないが恋人って所か?』 アラの言葉にワシはまたもや顔を赤らめて下を向いた。 『だ、駄目だ!!俺と言う相手がいるんだ。ディアにはやらん!!』 どうなんやろ……ワシとディアは恋人なん? 好きとかわからへんし… ってかワシはディアの事どう思ってるんや?!! うう〜ん……。 ワシが悩んでいると誰かに抱き込まれた。 …………言わんでも分かる。 『今、何考えてたんだ?』 真剣な顔でタグスが言ってきたから。 『…………ディアの、事。』 正直に答えてやった。 ワシがそう言ったら何故かさっきより強く抱き締められた。 『…………』 『………そんなに好きか?』 …………は? 『………ディアの事……』 タグスの声は辛いのを我慢した、か細い声だった。 ▼|戻る|▲ |