二人の言葉にホッとしていると玄関からドアを叩く音と鍵がそれで壊れる音、そして開く音がして数人の足音が此方に向かってくる音が聞こえた。


『フーン帰って来たぞ!』

この声は!!

『Σアラ!!来る、な!』

この二人もアラの仲間かも知んないけれど今は服を着るまで来ないでくれー!!!ιι

慌てて叫んだけれどもどうやら遅かったみたいだ。

『…貴様ら何やってんだゴラァ!!!』

アラの低い声が聞こえ見られたと思って顔を赤らめた。

『アラ、どうした!』

そこで別の…三人の声とは違う声が聞こえ声がした方へと顔を向けた。

『Σっ!!!』

何やらその人物はワシの今の状況に息を飲んだようだ。

それにしても聞いた事が無い声なのに……懐かしい…。


『…………貴様らか……コイツにこんな事をした奴は…。』

ビクッ

その声の低さと殺気にワシは体を震わせ相手の方角を見る。

『っ!!…相手が悪すぎる様ですね……クリーガ下がりますよ!!』

『ちっ!しゃあない!だが……お前!絶対次は洗いざらい聞き出すからな!首を洗って待ってろよ!!』

そのセリフにびくつきながらいると誰かに抱き込まれた。

『失せろ。』

ビクッビクッ

Σちょっ!!ワシの近くで言わんといてよ!!!


はぁ〜………何でか聞いた事が無いこの声の主にため息をついた。




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